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Dellのサーバが不安定。そんな時に知っておきたい、データ復旧のあれこれ

サーバとして活用しているDellマシンの挙動が不安だ。データにアクセスできなくなると困ったことになるから、そんな挙動を確認したら早めにサーバをチェックしておきましょう。まずは何が原因なのかを確かめて早く解決を図りましょう。この記事では、考えられるさまざまな原因を機種ごとに整理して、確実に確かめて対処できるようにまとめました。

目次

  1. サーバシェアトップのDell マシン、あなたの機種はどれ?
  2. データ復旧のために一番始めに確認すべきこと
       
    1. そのデータは重要か?復旧したデータの内容を確認
    2. データのバックアップはとってあるか
    3. バックアップはリストア(復元)できるか?
    4. バックアップしたデータで要件を満たせるか?
    5. バックアップの再作成は可能か?
  3. 利用環境などによって異なる注意点は?
    1. HDDを増設している
    2. メモリを増設している
    3. RAIDを構築している
    4. マザーボードを拡張している
    5. 特殊部品がある
  4. まとめ まずは原因を追求すること

サーバシェアトップのDell マシン、あなたの機種はどれ?

法人PCやサーバのシェアで世界No.1*メーカーのDell。日本でも多くの企業で使われていると思います。まずは自社(自分)が使っている機種は何のか。下記の一覧から探し出してみてください。

参照 <PowerEdge 機種構成一覧表>
https://japancatalog.dell.com/c/isg_peqr/ https://japancatalog.dell.com/c/wp-content/uploads/PowerEdge-Portfolio-Easy-Matrix-Japanese.pdf

もちろん、それぞれご購入のマシンはカスタマイズされていることも考えられますから、ケースバイケースで本内容が当てはまらないケースもあるかもしれません。しかし、データ復旧のための手順はそう大きく変わりません。まずは、どんな手順が必要なのかこれから、確認していきましょう。

*IDC (International Data Corporationの調査による2018年第3四半期の世界のサーバ市場の動向から(https://japan.zdnet.com/article/35130048/)

データ復旧のために一番始めに確認すべきこと

重要なデータが保管されている。その焦りから何よりも復旧方法などを知りたい気持ちはわかりますが、まずは調子が悪い原因を探ること。これが重要です。そこでまずはDLLマシンの調子が悪かった際の、手順の確認と確認すべき項目を洗い出しましょう。

そのデータは重要か?復旧したデータの内容を確認

マシン不調時に第一に確認すべきことは「そのデータは重要なのか」ということ。どういうデータを復旧するのか、ということを確認しなくてはいけません。なぜなら、その復旧したいデータの内容によってはデータ復旧そのものの方法が大きく変わることもありえるからです。

データのバックアップはとってあるか

サーバに格納されているデータはバックアップをしているでしょうか。当たり前ですが、最新のバックアップがされているのであれば、データはそこから収集し、調子の悪い筐体は修理、新規購入などの選択をとれる可能性があります。 メールや Becky 等主要ソフトウェアの設定見本が多くのプロバイダサポートサイトには用意されています。

もし故障しているのではなく、今後のために読んでいる方で、まだデータをバックアップしていない、これからという方はぜひ、この機会にバックアップ機器を用意しておきましょう。バックアップ用の機器やサービスは豊富に用意されていますし、そもそもDell社でも用意しています。各種の機器やサービスは、それぞれに特徴や適した用途がありますから、自社のニーズと目的にあった製品、サービスの選択が大切です。

バックアップはリストア(復元)できるか?

バックアップからのリストア(復元)も、バックアップ方法によって手順が異なります。「バックアップはしていたけど、リストアできない」ということでは泣くに泣けません。しかし、現実的にそのような選択の誤りからくる失敗も決して少なくありませんので、リストアできること、あるいは比較的容易にリストアができることを再確認しておきましょう。

バックアップしたデータで要件を満たせるか?

フルバックアップしていたか、そうでないかということでもありますが、そもそもバックアップさせるにはそれに応じて時間的なコストも伴います。したがって、企業によってはまずは重要なデータが含まれるフォルダを指定して、それ以下に含まれるすべてのファイルをバックアップする、という選択をされるケースも少なくありません。特に、対象のデータ容量が膨大であると、バックアップ完了までに膨大な処理時間がかかってしまいます。その場合、差分バックアップ・増分バックアップなどの回避策があります。その時、必要なファイルの復旧が確実に可能かどうかという判断が必要となります。

バックアップの再作成は可能か?

もうひとつ重要なのが、バックアップ失敗時にバックアップツールの再作成が容易に可能かどうかという点です。万が一のデータ消失のリスクヘッジのためには、とても重要なことでもありますので再確認しておきましょう。

利用環境などによって異なる注意点は?

Dellサーバを活用している主な環境下で考えられる故障の原因をまとめてみました。

HDDを増設している

・HDDから異音がする
HDDの異音はヘッドのクラッシュ、ベアリングからの異音、モーターの故障を示しています。この場合は、個人での修理、修復にはリスクが伴う上、個々人のスキル次第の部分もあります。専門業者への相談をおすすめします。

・データおよびディスクのエラー
ファイルが保存されないか、プログラムが応答しなくなる可能性があります。

・HDDが検出されない
オペレーティングシステムがHDDを検出できません。ネットワーク管理者(担当者)へ相談し、ネットワークの繋ぎ直しや見直しで改善される可能性が残されています。

・システムクラッシュ
ブルースクリーンエラーが発生します。この場合の修復はかなり難しいため、専門業者への相談をおすすめします。

・読み書き処理の遅延
ハードドライブ上のデータ読み取りまたは書き込みが遅延します。遅延だけであれば、少し時間を置いて確認してみましょう。ただし、いずれにせよデータ遅延という問題が発生しているため、この原因追求、専門業者への相談をおすすめします。

メモリを増設している

この場合、故障しているメモリを特定することが最優先であると考えられますので、以下の手順を確認してください。

<故障メモリを特定するための方法>

1.システムの電源を入れ、画面のメッセージをメモします。
*この時に、特定のメモリモジュールでのエラーを示すエラーメッセージが表示されたら、メモリの特定は完了

2. システムセットアップ画面に入り、システムメモリの設定を確認します。

3. システムの電源を切り、システムを開きます。

4. メモリチャネルをチェックし、正しく装着されていることを確認します。

5. メモリモジュールをソケットに抜き差しします。

6. システムを閉じます。

7. システムセットアップ画面に入り、システムメモリの設定を確認します。問題が解決しない場合は、次の手順に進みます。

8. システムのカバーを開けます。

9. 特定のメモリモジュールのエラーを示すエラーメッセージが表示された場合には、そのモジュールを、問題のないことが分かっているメモリモジュールと交換します。

RAIDを構築している

RAIDコントローラーを活用している場合は、そこに表示されるメッセージをまず確認しましょう。例えばエラーメッセージにはこんなものがあります。

<POSTエラーメッセージ>
・メッセージ原文
There are X enclosures connected to connector Y, but only maximum of 4 enclosures can be connected to a single SAS connector.Please remove the extra enclosures then restart your system.

このメッセージはDellのサポートサイトにその意味が記載されているので、照らし合わせて現状を確認しましょう。例えば、上記であれば参照サイトにはこんなことが書かれています。

・意味
単一のSASコネクタに4個以上のエンクロージャが接続されていることをBIOSが検出すると、このメッセージが表示されます。余分なエンクロージャをすべて取り外してから、システムを再起動する必要があります。

このように発生している原因(よくある理由)とそのオモな解決法がかかれています。詳しくは下記をごらんください。

参照: Dell PowerEdgeサーバのRAIDおよび物理ディスクのエラーメッセージとその意味を記載しているリスト
https://www.dell.com/support/article/jp/ja/jpdhs1/sln129432/dell-poweredge%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%81%AEraid%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E7%89%A9%E7%90%86%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%82%92%E8%A8%98%E8%BC%89%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88?lang=ja

HDDにエラーが場合は、上記に記載した「HDDを増設している」を再確認ください。

マザーボードを拡張している

Dellマシンでは、Diag LED(QuadPack)と呼ばれる診断アラートが装備されています。最新マシンではLEDでなく、電源ボタンの点滅と色の変化で同様のアラートを表示させています。ハードウェア異常がある場合、まずはその確認から始めてください。

参照:アラートのLEDコードとその定義
https://www.dell.com/support/article/jp/ja/jpdhs1/sln93425/dell-poweredge-server%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%81%AFpowervault%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%AEdiag-led-quadpack-%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0?lang=ja

特殊部品がある

純正品そのままの使用ではなく、何か特殊な部品を使用している場合、これが原因になっている場合があります。どのような特殊部品であったか、思い出せない場合は、特定する方法があります。

<特殊部品の確認方法>
1. ブラウザを開きdell.com/supportに進みます。
2. サービスタグを入力するか、[製品の検出]ボタンを使用してお使いの製品を自動で検出します。
3. 製品のページが表示されたら[システム構成]をクリックします。
4. [出荷時の構成]をクリックするとシステム出荷時の構成が表示されます。また、パーツ番号、数、説明などのハードウェアコンポーネントの詳細情報を参照することもできます。
その特殊部品の故障などと原因特定ができれば、部品交換などの対応が可能です。

まとめ まずは原因を追求すること

実際のところ、Dellサーバが不調をきたした時、専門家でもなければやれることはそう多くありません。重要なことは原因を追求することで、誤った解釈で、本来、専門業者などへお願いすれば復旧できたデータをいたずらに、壊したり、復旧不可能の状態にすることでしょう。

そこで肝に銘じておきたいのが、まずは原因を追求すること。原因が判明したら、よほど単純なことでない限り、専門家へゆだねることがベターといえるでしょう。