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アクセスできないLinkStationのデータ復旧のために確認すべきこと

LinkStation とは、株式会社バッファローが販売する家庭(個人)向けNASの製品名です。ファミリーサーバとして、多くの人が活用しているという製品でもあります。個人ユーザーが多いゆえに、万が一障害が発生したときの処置に多くのユーザーが悩まされているようです。そこで、LinkStationユーザーの活用の様子から障害内容とその対策を順番に紐解くことで、LinkStationのデータ復旧方法を確認していきましょう。

目次

  1. LinkStationの特徴と活用の仕方
    1. LinkStationをファイルサーバーとして活用する
    2. 民生用ならファミリーサーバーとして使う
    3. 個人(家庭)用の動画ストレージに用いる
    4. 小規模オフィスのファイルサーバーにする
  2. もしもの際は、適切な初期診断をして、「データ復旧」を
    1. 障害内容を分類してみる 〜まず確認すべきこと〜
    2. 個人の判断でできることは限界もある
  3. まとめ

LinkStationの特徴と活用の仕方

LinkStationは家庭用NASという製品カテゴリーで紹介されます。NAS とは、Network-Attached Storage の略で、LAN に接続して利用する外付けハードディスクのこと。「ナス」と読みます。もう少し説明すると、外付けハードディスクはパソコンと 1 対 1 で接続して使うものですが、NAS は LAN のネットワークに接続して、そのネットワークに参加している各マシン(デバイス)からアクセス可能であるように設定されるのが一般的です。

LinkStationをファイルサーバーとして活用する

ファイルのアップロード先にGoogle DriveやOneDriveといったクラウドサービスを利用している人は多いでしょう。一方で無料で利用できるものは容量に制限があり、だいたい5GBから10GB程度。画像や動画を保存したら、あっという間にいっぱいになってしまったという経験をお持ちの方もいるでしょう。その場合、サービスを有料プランへ切り替えることでも対処できますが、家庭用NAS「LinkStation」をファイルサーバーとして稼働させるという方法もあります。
※スマホの場合は『WebAccess』アプリをインストールし、BuffaloNAS.comネームを指定すれば、外出先からでもカンタンにアクセスできます

民生用ならファミリーサーバーとして使う

例えば家庭で利用する場合なら、家族全員が共有できるデータの管理などに活用できます。わかりやすい使い方の一例を紹介すると、

- ハードディスクレコーダーとして
- 音楽サーバーとして
- デジタルカメラの写真管理

といった使い方などが一般的なところです。

それぞれ、テレビに直接つないだり、iTunnes サーバーとして活用したり、デジタルカメラからつないだりとそれぞれの家電製品等との親和性が人気の秘密であるとも言えるでしょう。

個人(家庭)用の動画ストレージに用いる

最近では、Wi-Fi 接続で NAS の中にある動画をスマホやタブレット端末で再生するという活用も増えているようです。特に、スマホで動画撮影をする場合、スマホの記憶容量には限度があるので、Wi-Fi で接続した LinkStation にデータを保存するようにすればスマホ内の記憶容量を効率良く利用できます。

小規模オフィスのファイルサーバーにする

家庭向け用途でなく、SOHOと呼ばれるような小規模ビジネスにも十分に活用できるメリットがあります。SOHOで「LinkStation」を活用するメリットをいくつか挙げてみたいと思います。

<ファイルサーバーよりも低消費電力であること>

PC1台をファイルサーバ用途で稼働させるよりも確実に低消費です。

<大切なファイルを安全にバックアップ>

RAID (複数の HDD(ハードディスクドライブ) を 1 つのドライブのように認識させる機能によってデータを保存することに特化したデバイスなので、大切なファイルのバックアップ用に最適です。

<情報漏えいを防ぐ設計>

高度なアクセス権限の設定と不正なアクセス防止機能があるので、ビシネスシーンでも安心して利用できます。

2人から6人程度のアクセスは容易にハンドリングできるのもLinkStationの手軽さです。

もしもの際は、適切な初期診断をして、「データ復旧」を

利便性の高いLinkStationですが、特にビシネスシーンで活用した場合、ネットワークエラーかと思って対処を始めたもののアクセスできない、ファイルが見つからないといったケースはそれこそ会社の死活問題。そんな時まずはLinkStationの状態を認識しましょう。

障害内容を分類してみる ~まず確認すべきこと〜

LinkStationの障害を大きく分類すると、「ネットワーク」の問題と「LinkStation側」の問題と区別できます。

<LinkStation が認識できなくなった>

「昨日まで問題なく使えていたのに」と思いたくなる、突然の障害。何をしてもLinkStationに繋がらない。この場合、まずは家庭内、職場内のLANの障害から疑ってみましょう。LinkStationがつながっている先のルーター等機器の動作確認をしてください。
 家庭内のインターネット接続は、他の機器ではできていますか?
 LinkStationをつないでいるケーブルの交換をしてみてはどうでしょう? 

それでもダメなら、ルーター機器の再起動をしてみてください。他の機器もインターネットに繋がっていることを確認してから、LinkStation が割り振られているIPアドレスもチェックしてみてください。

<アクセスランプの点滅「赤色」を確認する>

アクセスランプが赤色の場合は、LinkStaton側に原因があることを通知しています。基盤等のハードウェアかハードディスクの故障が考えられます。

 長い点滅が2回でループ(エラーコードE20):LinkStationの基盤故障を示します
 長い点滅が3回でループ(エラーコードE30):ハードディスクが故障しています
 短い点滅:LinkStationの基盤が故障していることを示します

その他、長い点滅と短い点滅の組み合わせが何種類かあります。それは、内部の異常(HDDが高温になっている等)を示すか、故障を示します。いずれにしても、個人で修理することは不可能です。専門業者にお願いするか、あるいは、買い替えをご検討してください。

ちなみに、オレンジ(橙)色の点滅の場合は、ハードディスクの危険を知らせています。見つけたら、すぐにバックアップをしてください。その後、いったん電源を落とし、しばらくしてから電源を入れて再稼働させて様子を見るようにしてください。さらに、オレンジ色の点灯というケースがあります。この場合は、ファームウェアのアップデートを通知しています。

個人の判断でできることは限界もある

LinkStationは、家庭用、SOHO用途の小規模向けNASですが、必ずしもデータ復旧がやさしいわけではありません。基本的に、個人の判断でできることは限られます。

<外部からLinkStationが認識できる状態に復旧できるかどうか>

ここまでの作業ができるかどうかが肝心です。外部からデータが読めれば、ひとまず解決でしょう。

<外部から認識できなくなったLinkStation>

最初に考えるのは、HDDを取り外しての作業です。この時点で、初心者にはハードルが高いので、自信のない方はプロに相談することを検討してください。大事なデータを失うことになってからでは遅いのです。このデータ復旧をするには、Linux環境でデータを直接読み込む試みが必要となります。もっとも、HDDがそもそも損傷している場合では、その方法も無意味です。

そもそもHDDが損傷していると判断される場合は、プロに任せる判断をしましょう。

まとめ

株式会社バッファローが販売するNAS「LinkStation」は、手軽にファイルサーバーや個人や家庭の遠隔ストレージとして活躍できるものですが、いざ故障やトラブルに見舞われると個人での対応に限界があります。
・ネットワークに起因するエラーか
・LinkStation 本体の故障か
を的確に判断できるようにまとめました。まずは、その判断をして、大事なデータを守りましょう。

無事に、速やかに「データ復旧」できますように。